2005年06月21日

技術力のないSE(2)

この2日ほど、急にblogのアクセスが増えたので、ログを見てみると「技術力のないSE」のページにアクセスが集中していた。
 
検索エンジン経由だと思う(Googleで4番目表示/62件中)のだが、こういう問題認識持っている方が多いのだなと、あらためて思った。
 
だいぶ前に、「オフショア開発」のなかで、アウトソーシングやオフショア開発の非効率性に関して触れたこともあるが、最近の開発業務の厳しさは激しさを増している。
 
とてもじゃないが、普通のSEが技術力をじっくりと蓄積するような環境にない。
 
最近はITコンサルティング会社でも、コーディング経験のない若手が大半だ。あっても、せいぜいパッケージのコイフィグレーションをしたことがある程度。ほとんどの開発業務は協力ベンダーが引き受ける。元受はプロ管のみ。
 
環境は常に変わるので、昔を懐かしんでも仕方がないが、SEやプログラマは、かなり割りに合わない仕事になりつつある。
いや、正確に言えば、かなり二極化が進んでいて、一部の人にはオイシイ仕事、その他の人には相当厳しい仕事になってきた。
 
情報サービス産業協会の「情報サービス産業基本統計調査」によると、この5年間でITエンジニアの年収は右肩下がりである。
35歳では、98年平均で590万に対し、03年は530万と10%減である。
これは、残業代を含まない数字であるが、98年はITバブル華やかなりしころだったことを思い出すと、実態はさらに下がっているのだろう。
 
要は、SEの仕事が相当コモディティ化していることだ。
期限どおりに、要件に合った納品しているだけだと、ますます隅に追いやられていくだろう。
 
20世紀の労働者のように、労働組合運動で地位の向上を図る手もあるだろうが、おそらく時代の流れは止められないと思う。
 
会社としては、情報システム産業のどこにポジションを取るかを、少なくともここ1年半の間には決めて、それに向けた投資(拠点開発、商品開発、人材育成など)を目標を持って実施しないと、5年後は消滅している可能性が高い。
 
個人としては、技術者として超一流になるのか、あるいはより上流工程の仕事ができるよう、「ビジネスパーソン」としてのポジションを取るのか。
ここで一度仕事をRedifine(再定義)しないと、あと数年の後には森永卓郎ワールドへ一直線だ。
 
かく言う私も、実はITエンジニアとしては落伍者だ。「これはついていけないなー」と2年で別の道を探した。
 
しかし、ITエンジニア経験は、今ものすごく役に立っている。
コンピュータの基本的な働き、プログラムの構造化、パフォーマンス・チューニング、DB設計など・・・。
このときの訓練は、何ものにも代えがたい。
 
私は、スーパー技術者に関しては門外漢なのだが、ITエンジニア→ビジネスパーソンという流れについては、色々思うところがある。
 
今月からITmedia「一歩先行くSEの頭の使い方」で上記について連載しているので、もし興味がある方はご覧ください。
 
知識工房 山崎
 
P.S.Google検索の秘訣もよろしくお願いします。
 


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手配師になるか技術屋で生き残るか 技術力のないSE 技術力のないSE(2) 自分がよく聞くのは「PMがいない」って言葉です。 というか、現場のしんどさに辟易としてしまい、システム営業とかコンサルとか企画提案とかにどんどん流れていってしまっているようです。 なので
PMがたりねー【眠る開発屋blog】at 2005年06月25日 03:39
2ヶ月前までブログに訪れる人はどこからどうやって来るのかは不思議でした。LivedoorBlog Proにしてから解析のオプションを使えるようになり今まで不思議だった内容は少し見えてきた。 解析の内容をもとに下記の4件に気付いたのです 「1」検索エンジンで検索結
本ブログに訪れる人々って...?【外国人日記:インド人IT技術者Manish Prabhune(マニッシュ・プラブネ)】at 2005年06月27日 17:00
この記事へのコメント
確実に2極化してます。さらに言えば、技術屋はいっぱいいるし、中国に行けばわんさか安くて腕のいい人がいますが、プロマネができる人は中国にはそうはいませんし、日本にもなかなかいません。そういう人は高給取りなんだよね〜。業務もわかって(判ろうとするレベルでもいい)技術もわかって(別に自分でできなくてもいい)プロジェクトマネージもできる人、いくら払ってもいい!!!!!
Posted by tara at 2005年06月22日 14:27