最近、「ワークスタイル変革」というプロジェクトに携わっている。
「変われという人」と「変わるべき人」との間には、温度差があるのが常だ。
「変わるべき人」は一所懸命やっているのだが、「変われと言う人」にとってはスピードが遅く感じる。本当にスピードが遅いかどうかはともかく、後者は、外部や上からのプレッシャーが常にあるので、遅く感じてしまう。

経営者と従業員、マネジャーとスタッフの関係も、大体そうだ。
指示する側は5分でできると思っていても、実際やってみるといろいろ面倒で、1時間かかったりする。1週間でできると思っていても、1ヶ月かかることもある。

しかし、がんばっていても、やり方が悪い場合が往々にしてある。あるいは、仕事スピードも質も問題ないのだけど、ホウレンソウが上手くないため、仕事が遅い印象をもたれてしまう人もいる。

自分もいつもこんな悩みを抱えているところに、友人から本を紹介してもらった。
うん、これは面白い。帯の内容が

「これくらいのことが、なぜできないんだ」
「自分でやったほうが早い」
「あいつらが怠慢だから、俺ばかりに負担がかかる」
「自分が一番仕事をしている」

こう思ったら要注意!

要するに、うちにコーチングの相談に来い、ということなんだが、それにしてもしみじみ感がある。

おすすめ。

なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?