「残念な人の思考法」の中に記述があった、採用面接における「行動特性インタビュー」についていくつか質問をいただきましたので、その概要をこちらでご紹介いたします。

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採用面接においては、高業績を生み出す人材を見極める力が重要です
「高業績を挙げる人材」は、高業績を挙げる行動プロセス・思考パターンを持っています。

例を挙げてみると、要素としては「状況判断力に優れる」「常に顧客満足第一に考える」・・・など、どうしてもお決まりの項目ばかりが並びます。
ここ数年のIT社会の進展に伴い、就職・転職活動に関する情報は相当程度充実してきました。
また、就職・転職希望者に対する、採用面接テクニックを教えるような会社も多く存在し、人気を博しているようです。

こうしたなか、応募者は完全情報武装し、ありきたりなインタビューに対してはすらすらと対応できる応募者が多くなってきています。

採用面接の場面で、彼らに「あなたの強みは何ですか?」と問うたら、立て板に水、水も漏らさぬ論理であらかじめ準備した答えが返ってくることでしょう。
また、仮想の将来におけるケースに対する行動を問うような質問はどうでしょうか。
「上司から残業を命ぜられたが、その夜は飲み会の約束が入っていた。あなたはどうしますか?」

- きっと、組織人が喜ぶような答えが返ってくるでしょう。

しかし、その話は、応募者の本当の姿を表現しているでしょうか?

過去の具体的な行動が、将来の行動を予見する

「行動特性インタビュー」は、応募者の過去の行動を深堀りすることにより、彼らの行動プロセス・思考パターンを浮き彫りにする採用面接の技術です。

高業績者は、自分自身が取った過去の行動を極めて詳細かつ正確に思い出すことができ、かつそれらは明確な基準(コンピテンシー)に基づいています。

仮想状況における仮想の判断は、組織人の心象をよくする答えか、あるいは往々にして実際とかけ離れた「自分のありたい姿」が返ってくることが一般的です。

行動特性インタビューにおいては、過去の具体的な行動を深堀していくことで、応募者のコンピテンシーを浮き彫りにします。それにより、不適格な人材をふるいにかけると同時に、過去に本当の実績を上げ、非常に近い将来に高業績者となるポテンシャルのある人材を発見することに役立ちます。