未来のつくりかた アウディで学んだこと
今日は、デザイナーの和田智さんの講演を聴きに行った。
場所は、原宿にあるアウディフォーラムである。

車好きの方ならご存知の方もいらっしゃるかと思うが、10年ほど前か、アウディの「A6」の担当デザイナーとして日本人の「ワダ・サトシ」が起用されたニュースは衝撃だった。
その後も、主担当だった「A5」がアウディで最も美しい車と賞賛され、2010年にドイツで賞を取ったりなど、私にとっては、野茂秀雄やジョン万次郎と並んで、すごい日本人として記憶されている。

先週の金曜日、ふとした弾みで、和田さんがアウディを既に退社し、本を出版し、今日(7月23日)にセミナーがあるという情報を入手し、急遽頼み込んで席を用意していただいた。

お話を伺う前にちゃんと勉強しておこうと、昨日「未来の作り方」を書店で入手。
流し読のつもりだったのだけれど、おもしろくて読み終わったら深夜3時になっていた。
私にとっておもしろかった点は、
・ドイツは本質社会、日本は現象社会。その現象社会に対する危惧
・イタリア人ディレクターとの関わり。ヨーロッパにおけるクルマという文化の奥行きの深さ。
・人に向かって仕事をする。ココロが重要。
など、多くの点が刺さった。

内容以外にも過去の様々な車のスケッチがイラストレイトされていて、それを眺めるだけでも楽しい。

さて、講演はといえば、本の内容や文体から想像していた以上にエネルギッシュな方。
これからは、100年後を見据えた東京->日本の街(広い意味で)をデザインする仕事をされるそう。超スケールのでかい話。
前回のアソシエの話ではないが、ひとつのことを深く極めた人、大きな仕事を成し遂げた人には、その器にふさわしい次の仕事が必ずあるのだな、と思った。

話を聞いていて驚いたのだが、私がアウディで好きな車は、TT(2代目)、A5、Q7なのだが、全て和田さんが関わったクルマだそう。

本では書かれていなかった印象的な話をたくさん聞かせていただいた。また別の機会にご紹介したいと思う。