残念な人が思考中:山崎将志

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カテゴリ: 読んだ本



「まぐまぐ」のサービスを使ったことはあっても、創業者の名前は以外に知らない人も多いと思う。
大川弘一さんです。
なんと、世界を股にかけるギャンブラーになっていました。

実は、大川さんには私が起業した時に、事務所を間借りしていました。
一緒に始めた仲間と、大川さんが高校・大学の同級生だという縁でした。
はじめてお会いした時の様子は、今でも昨日のことのように思いだします。

11年前、当時31歳だった私は、「こんなビジネスをやろうと思っている」という話を初対面の大川さんに話しました。
腕を組んで、うんうんとうなづきながら聞いていた大川さんは、私の話が終わると、ニヤッと笑いながらぼそりと言いました。
「カネの匂いがしないね……」

当時の私は大ショックを受けましたが、今となっては大川さんが言わんとすることは痛いほどわかります。
ニュアンスがわかるまで3年ほど、こうじゃないかと思い始めるまでに5年ほど、感触めいたものをつかむまでに7年ほどかかりましたが、本当に大きなヒントでした。
私も、当時の自分に会ったら同じことを言うと思います。
「カネの匂いがしないね……」

そんな大川さんにはすっかりご無沙汰して居ったのですが、著書を見て「なんと、ポーカーですか」と腰を抜かしました。
そして、その内容は本当にエキサイティング。
ただ、ところどころにちりばめられるモノローグが、何とも涙を誘うもので、直接の境遇を存じ上げないながらも、自分の身に降りかかったことのあることと重ね合わせたりして…。

本当に面白い本です。




ノンフィクションライターの山田清機さんが、タクシードライバーを取材してちょっと泣ける話、少し考えさせられる話を紹介している本。
タクシーの運転手さんと話すのを趣味の一つとしている私にとっては、面白い話満載。
ただ、山田さんの質問の切り口は、私なんかとずいぶん違うなという感想。
私なんかはかなり即物的な質問が多いのだけれど、山田さんのそれは人の人生を切り取るような感じ。

実は、山田さんは私の大恩人の一人です。独立して会社を始めてしばらく経った頃、ある集まりで山田さんに目をかけていただいた。そして、メディアで私の仕事を取り上げてもらうきっかけを作ってくれた。
ここ数年、全く失礼していたのですが、この本を読んだら、ちょうど私が山田さんを知る前のことが書かれていて、それがとても興味深かった。
やはり、面白いことを書ける人、人が書けない/書きたくないことを書ける人は、どこか普通の人と違った面を持っているのだなと。

未来のつくりかた アウディで学んだこと
今日は、デザイナーの和田智さんの講演を聴きに行った。
場所は、原宿にあるアウディフォーラムである。

車好きの方ならご存知の方もいらっしゃるかと思うが、10年ほど前か、アウディの「A6」の担当デザイナーとして日本人の「ワダ・サトシ」が起用されたニュースは衝撃だった。
その後も、主担当だった「A5」がアウディで最も美しい車と賞賛され、2010年にドイツで賞を取ったりなど、私にとっては、野茂秀雄やジョン万次郎と並んで、すごい日本人として記憶されている。

先週の金曜日、ふとした弾みで、和田さんがアウディを既に退社し、本を出版し、今日(7月23日)にセミナーがあるという情報を入手し、急遽頼み込んで席を用意していただいた。

お話を伺う前にちゃんと勉強しておこうと、昨日「未来の作り方」を書店で入手。
流し読のつもりだったのだけれど、おもしろくて読み終わったら深夜3時になっていた。
私にとっておもしろかった点は、
・ドイツは本質社会、日本は現象社会。その現象社会に対する危惧
・イタリア人ディレクターとの関わり。ヨーロッパにおけるクルマという文化の奥行きの深さ。
・人に向かって仕事をする。ココロが重要。
など、多くの点が刺さった。

内容以外にも過去の様々な車のスケッチがイラストレイトされていて、それを眺めるだけでも楽しい。

さて、講演はといえば、本の内容や文体から想像していた以上にエネルギッシュな方。
これからは、100年後を見据えた東京->日本の街(広い意味で)をデザインする仕事をされるそう。超スケールのでかい話。
前回のアソシエの話ではないが、ひとつのことを深く極めた人、大きな仕事を成し遂げた人には、その器にふさわしい次の仕事が必ずあるのだな、と思った。

話を聞いていて驚いたのだが、私がアウディで好きな車は、TT(2代目)、A5、Q7なのだが、全て和田さんが関わったクルマだそう。

本では書かれていなかった印象的な話をたくさん聞かせていただいた。また別の機会にご紹介したいと思う。

青春支援企業―ドリームインキュべータは挑戦する

いろんな仕事でお世話になっている、ビジネスライターの山田清機さんが新刊を出されました。

あの堀紘一氏率いる「ドリームインキュベーター」の魅力を綴った、ライブドキュメント。成長する会社って、面白い人材がたくさんいるんだなーと感動。

特に、実質的にDI社を軌道に乗せた(と本書からは読み取れる)串崎氏の話は大いに参考になった。「Borrowing Power」は自分に大きく欠けている部分であり、またうまく行っている人・会社はこれがすこぶる上手い。

また、上場してまでビジネスをやる意味とか意義をみんなが真剣に考えていること、そしてその主張そのものにもいたく共感した。

面白い人材を、きちんと面白い人材として文章で表現できるプロのライターの力もすごいと思った。山田さんが書いたから、この本は面白いのだと思う。

前職の先輩が本を出しました。
菅谷さんは、私のひとつ上の先輩で、私が2年目のときにお世話になった方。インターネットが流行るからといって、一緒にウェブコンテストに応募した。といっても、私は相乗りしただけで、彼はまもなく退社し、起業。私はそのまま会社に残ることに。

起業後は、着実に成長を遂げられて、今はCRMで有名なエンプレックスの取締役。そして、新しい領域の本を出版。

今週日経新聞にでかい広告が出て、そして早くも増刷が決まった模様。

私もすごい先輩を持ったものです。

とにかく、「考える前に買え」という本です。

「80対20」を覆すロングテールの法則

----以下、著者の菅谷さんからの紹介文です----

「ロングテール」という言葉は既にご存じな方も多いと思います。
ブロードバンド時代においては、よりニッチなものが売れ、80対20の法則を覆し
「売れる20%」より「売れない80%」の方が大きくなってしまうという現象
です。

本書はこの「ロングテール」をテーマにした世界初の本です。
(提唱者の本も米国で6月に出るそうですが)

「ロングテール」はただの現象に過ぎませんが、それをマーケティング戦略とし
て取り込み、さらに実際に使いこなすための戦術まで確立することを狙いました。
SEMからモバイルEC、さらに対人営業まで、ネット企業だけでなく、あらゆ
る企業で実行可能なレベルに落とし込んで解説しています。

また、「グーグル・アドワーズ」、「ホンダ・インターナビプレミアムクラブ」、
「エン・ジャパン」等の著名ロングテール型サービス責任者の詳細なインタビュー
も掲載しています。
菅谷の文章なんて読む価値ない!とお思いの方も、このインタビューは必見です。
また、購入者限定で、このインタビューの「完全版」を無償で進呈しています。


その他の内容は以下の通りです。

・従来のマーケティングは顧客を「切り捨て」ていた!80対20の法則を覆す「ロ
ングテール」の正体を検証する
・全体の90%を占める「見えないロングテール」とは?
・従来のマーケティング常識を変える「絞り込まない」マーケティング戦略
・小学生にも分かる理屈で、売り上げを上げる方法
・マーケティングには、個人情報は「いらない」
・利益を毎年100億挙げる「サービスのロングテール」とは?
・「上海在住の日本人」に広告を出す方法
・読まれるメルマガづくりのための「物語の連続性」とは?
・失注客もつかんで放さない、秘密の営業トーク
・ICタグで売り上げを上げる方法
・コネなし、紹介なし、実績なしで大手出版社から本を出す方法
・人待ちのわずかな時間も逃さない「売れる仕組み」とは?
・グーグル執行役員が語った「アドワーズ」必勝法と「アドセンス」で稼ぐテク
ニック

なお、この本の執筆にあたり、デジタルアーカイ
ブ・ジャパン社(http://www.daj.ne.jp/)には多大なご協力を頂きました。
この場を借りて再度お礼を申し上げます。

★「ロングテールの法則」オフィシャルブログ
http://www.sugayayoshihiro.com/

最近、「ワークスタイル変革」というプロジェクトに携わっている。
「変われという人」と「変わるべき人」との間には、温度差があるのが常だ。
「変わるべき人」は一所懸命やっているのだが、「変われと言う人」にとってはスピードが遅く感じる。本当にスピードが遅いかどうかはともかく、後者は、外部や上からのプレッシャーが常にあるので、遅く感じてしまう。

経営者と従業員、マネジャーとスタッフの関係も、大体そうだ。
指示する側は5分でできると思っていても、実際やってみるといろいろ面倒で、1時間かかったりする。1週間でできると思っていても、1ヶ月かかることもある。

しかし、がんばっていても、やり方が悪い場合が往々にしてある。あるいは、仕事スピードも質も問題ないのだけど、ホウレンソウが上手くないため、仕事が遅い印象をもたれてしまう人もいる。

自分もいつもこんな悩みを抱えているところに、友人から本を紹介してもらった。
うん、これは面白い。帯の内容が

「これくらいのことが、なぜできないんだ」
「自分でやったほうが早い」
「あいつらが怠慢だから、俺ばかりに負担がかかる」
「自分が一番仕事をしている」

こう思ったら要注意!

要するに、うちにコーチングの相談に来い、ということなんだが、それにしてもしみじみ感がある。

おすすめ。

なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?

BPR/業務改革/リエンジニアリングに役立ちそうな書籍をまとめたページです。

リエンジニアリング革命―企業を根本から変える業務革新

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

 


ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス

 


チェンジ・ザ・ルール!

 

知的生産性向上システムDIPS(ディップス)

見える化-強い企業をつくる「見える」仕組み

 

知識工房 山崎将志

OXFORD現代英英辞典 ハードカバー版

先日、オックスフォード現代英英辞典第7版の発売記念の話をしたのだけど、この辞書を使った英語の勉強サイトを発見。

英語の訳じゃなくて、意味を知ることが、英語の勉強の本質だそう。
なるほど。

類義語比較とか、勉強になりそう。
ご紹介。

http://ameblo.jp/oxford/

今日は早めに家に帰って、たまった本と雑誌を読む。

下流社会 新たな階層集団の出現

をパラパラーっとナナメ読み。「下流社会」をマーケティングの視点から分析した本。
日常会話で、「下流」とか「上流」とかいった言葉を使うのは、よほど信頼できる仲間の間じゃないと、危険だ。そうでないときは「クラスター(群)」なんて言葉を使うと便利だなー、と思うんだけど、ま、ここでは本の話ということで。

曰く、下流というのは、単に所得が低いだけじゃなくて、総じて人生への意欲が低い、ということだそう。
内容的には、かなり僕の感覚と合ってた。「下流社会」に属する層を対象にした商売をしている(=一定規模以上のビジネスはみんなそうだと思うけど)なら、読んでおいて損はないと思う。

最初のチェックリストは秀逸。(以下、転載)。

□ 1 年収が年齢の10倍未満だ
□ 2 その日その日を気楽に生きたいと思う
□ 3 自分らしく生きるのがよいと思う
□ 4 好きなことだけをして生きたい
□ 5 面倒くさがり、だらしない、出不精
□ 6 一人でいるのが好きだ
□ 7 地味で目立たない性格だ
□ 8 ファッションは自分流である
□ 9 食べることが面倒くさいと思うことがある
□ 10 お菓子やファーストフードをよく食べる
□ 11 一日中家でテレビゲームやインターネットをして過ごすことがよくある
□ 12 未婚である(男性で33歳以上、女性で30歳以上の方)

僕は11番がヤバい。
小さいころからゲーム好きで、高校時代までヒマさえあればゲームばかりしてたので、大学に入ってからゲームを家に置くのをやめた。
でも、ケータイゲームは、ちょっと電車に乗るとすぐ手を出してしまう。
去年の年末、20年ぶりくらいにゲーム機を買った。
ソニーのPSP。2週間やりまくって、睡眠時間が減り、ヤバイと思ってすぐに手放した。でも、ソフトは残してあるんだよなー。

クリスマス商戦で、ソニーが新しいパッケージを出した。んー、かなり買いたい。

PSP「プレイステーション・ポータブル」ギガパック セラミック・ホワイト
正月休み限定でやろうかな・・・

話を戻してと・・・
そのあと雑誌読んでたら、似たような文脈で面白そうな本の紹介があった。

ハードワーク~低賃金で働くということ
イギリスのジャーナリスト(50代)が、素性を隠して、世に言う低賃金職種について働いたレポート。相当体に堪えたらしい。

でも、いまの僕らの生活って、こういう人に支えられている。
たぶん、世の中の就労者の大半は、店員、工員、作業員の3つだ。

僕も高校時代から上記のバイトは結構やった。
つらかったけど、バイトだったからまぁ何とかなった。
でも、一生これやるのはつらい。夜中にパン工場で配送先向けに商品を箱にそろえる仕事12時間とかね。

職業に貴賎はない、と福沢諭吉は言ったけど、社会的評価の高低はあるはず。
諸事情で、仕方なくこういう仕事をしながら家族を養っている人たちも多いだろう。でも、本当に「仕方ない」ってことがあるんだろうか。

抜け出そうなどとそもそも思わない人たちなのかもしれない。「下流社会」を読むと、そんな人も居そうな気がする。

でも大半は、どっかで抜け出そうと思ったんだけど、努力が足りなかった、運が悪かったとか。でも、抜け出す人は抜け出すとも思う。

抜け出せない人は、意欲が低いんだろう。
僕の周りにも、言い訳ばかりで結果を出す努力をしない人がときどき居る。
・漢字検定受けろ→時間がなくてやってません。
・日々教えてもらったことを紙にまとめろ→一度もやったのを見たことがない。
・わからない言葉は辞書をひけ→ひかない

ちょっとこれ読んでみたい。すぐに注文。

近所のラーメン屋に入ったら、目をひくタイトルの雑誌があった。
SAPIOの2005.9.7号である。
パラ読みして面白かったので、食べ終わった後となりのコンビニによって雑誌を買う。
(余談だが、本や雑誌はきちんとオカネを払って読むものだと私は思っている)

SAPIOの例の戦争に対する立場は明確であり、僕はその立場にほぼ賛成だ。
詳しく書きたいんだけど、検索エンジン経由での一部の変な人からの異常かつ執拗な書き込みが怖いので、ご容赦ください。m(_ _)m

1点言いたいことがあるのは、先祖に対して、きちんと感謝しなきゃな、ということ。

僕の母方の祖父は、傷痍軍人で、左腕がなかった。
満州あたりで被弾したらしいのだが、麻酔なしで、のこぎりでギコギコ切られたらしい・・・。

そんな祖父も、戦争が終わって帰国。日本通運で職を得、5人の子宝に恵まれた。
その長女が、僕の母。

僕が今いるのは、母のおかげ。
母がいるのは、祖父のおかげ。
祖父がいるのは、手当てしてくれた人たちと、代わりに亡くなった戦友のおかげ。

その祖父も、3年前に他界した。
それ以来、例の神社で行われる夏祭りには、毎年参拝することにした。
最初の年は、祖父の名前で献灯もしてみた。

当時を知る人は、もう既に70歳を越えてしまい、これからますます減っていく。
例の夏祭りには、浴衣来た女の子たちがたくさん遊びに来てるけど、意味合いを知ってる子達はどれくらいいるんでしょうね。

おととしの夏祭りだったか。コメディアン・俳優の伊東四朗さんの検討が妙に印象に残っている。

「先輩、この国がどんどんおかしくなっています」

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